「あなたが楽しんで仕事をやってくれたらいいよ」
というのが、F-FURNITURE代表・藤岡がよく口にする言葉。
F-FURNITUREは、藤岡木工所といい創業88年目の木工所です(1932年創業)。
それまでは、木工所だったところを3代目の藤岡が、2007年からオーダーキッチンをつくり始めました。
木のよしあしを見抜き、適材適所で加工していく祖父と父。
その背中を見ながら跡を継いだものの、世の流れで廃れつつある製材という稼業、天然木の手触りのよさ、あたたかさ、経年変化の美しさを伝える機会が失われていくことに、思い浮かんだのが木を使ったオーダーキッチンをつくることでした。
3世帯同居の大家族で、つくって食べることの大変さ、大切さを実感してきたからでしょうか。
「使いやすくて、居心地がいい。そんな、世界にひとつしかないオーダーキッチンをつくりたい」。
これも、藤岡がよく口にする言葉。
世界にひとつしかない。
これは、突飛なデザインという意味ではなくて、お客様ひとりひとりの希望や個性、ライフスタイルをうかがったうえで、それに長く添うようなキッチンに仕上げること。
なので、私たちは御施主様からの「こういうふうにしたいんだけど」という希望に、NOと言ったことはありません。
どんなに難しいことや、やったことがないことでも、木のプロとして全身全霊でお答えしたい。それが、私たちF-FURNITUREのミッションだと思っています。
メルマガ2回目 木のこと
メルマガ3回目 東京スタジオのこと とつづきます。