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2016.10.15 | CRAFTSMAN BLOG

契り(ちぎり)末長く使っていただく為の伝統工法。家具職人集団F-FURNITURE藤岡木工所

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岐阜県山県市(旧高富町)にて、オンリーワンデザインのオーダーキッチン・オーダー家具の

デザイン、製造、施工を行っているF-FURNITURE 藤岡木工所の広報など色々担当している浅野です。

こんにちは。

10月も折り返し。朝晩は少し冷え込むようになりました。体調管理に気を付けてお過ごしください、、、。

 

では、今日は木工のお話を。

先日、数年前に納品したテーブルに亀裂が入ってしまいました。

天然木を使用しているため、使用環境によってはひび割れや反りなどが生じることがあります。

ただ、ひび割れの場合放っておくと割れが進行してしまう可能性があるので、それを食い止めるべく処置をするのです。

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こんな感じです。

写真中央の蝶々型の木材を埋め込みます。

これが「契り(ちぎり)」です。

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少し余談ですが、コトバンクより、、、

ちぎり【契り】

〔動詞「ちぎる」の連用形から〕

①固く約束すること。約束。 「義兄弟の-」
②男女が肉体関係をもつこと。 「一夜の-」
③前世から定まっている運命。因縁。宿命。 「こうなるのも前世の-」

なるほど。「契りを交わす」とも言いますし。

現代の木工でも使われている伝統工法の「契り(ちぎり)」言葉の意味も調べてみると、なんだか単なる補修ではなく、

つながりを大切にする日本人の心情を表しているようにも感じました。

 

なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、お許しください、、、。

 

F-FURNITURE (有)藤岡木工所
〒501-2114 岐阜県山県市佐賀586-1
tel:0581222832 https://www.fujioka-wood.co.jp/wp/wp/wp

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